学徒出陣70周年戦没学徒追悼会

平成25年10月21日(月)国立競技場内「出陣学徒壮行の地」碑前にて

学徒出陣70周年戦没学徒追悼会が行なわれた。

70年前の昭和18年10月21日、強い雨の中、出陣学徒壮行会が実施された。



ああ、紅の地は燃ゆる・海行かばのBGMが流れ追悼会が開会された。



当時、学徒動員をされた鳥居泰彦元塾長(慶応OB)のお話。

「学内に亡くなった約2000名の先輩方の碑を作って欲しいとの声があるが

名前を刻む事はまだ難しい。

日本人が68年前の決着をいまだに出来ないで居ると言う事。

早大には学内に碑があり、一橋大にもある。

東大は大門前の道路反対側の第一書房横の私有地にある。

碑を作る事について中国、あるいは韓国から反対の声が上がる。

しかし本当の障害は日本人の心にあります。この日本人の心の障害を取り除く事が出来る時、初めて日本が変ることが出来る。

私も歳をとり、時間はあまり無いが生きているうちにその日を迎えたい。」



      

学徒をスタンドから見送った当時の女学生、渡辺米子さんも当時を振り返り、

「東條英機さんのお話が長かった。

この中で一体どれぐらいの方が生きて帰って来るのかと友人と話した」と述べた。



この日は元学徒、遺族ら約80名が参列、黙祷、「出陣学徒壮行の地」碑前の献花台に白菊の花を手向け祈りを捧げた。

「出陣学徒壮行の地」碑横には平成5年10月21日学徒出陣50周年記念に

「同期の櫻」(染井吉野)、「萬朶(バンダ)の櫻」が植樹されている。

7年後の東京オリンピックに向けて国立競技場が来年7月から建て替え工事が始まるが、敷地内に碑を残すことを元学徒、遺族らは要請している。





















※この日は自民党参議院、宇都隆史議員(元航空自衛官)からメッセージが届けられた。



閉会の辞では、木村三浩氏(慶応OB)が


「学徒出陣の方が出陣された事を後世に伝えて行かなければと思います。

来年も学徒出陣壮行会を追行していきたいと思います」と締めくくられた。



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